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鳥類における感染症の保有率

先日の鳥類臨床研究会で、国内の先生が感染症検査結果について統計をとっていました。
PBFDとマイコプラズマに関してだけですが、予想に違わず結構な数で陽性の子がいるのだなという感想です。(ここで具体的な数値の掲載は避けます。)
多少運が悪ければ感染症のキャリアーにあたるくらいの割合なので、以前にも増して感染症検査は必要だと実感しました。
値の張る検査だとは思いますが、これからは実施しないことのリスクを考える時期が来ると思います。


10/10に畜産・牛乳乳製品フェアでミルクマンショーをやっていたようです。見てみたかった。

小鳥について::病気 : 23:55 : comments (0)trackback (0)
鳥の感染症対策-遺伝子検査の必要性

当院では、鳥の感染症対策の一環として細菌やウイルスの保有状況の確認検査をおすすめしています。
目に見えない微生物の診断には、検査を欠かすことができません。
視診や聴診を用いた経験に基づく健康診断だけではなく、化学的な裏付けをもって診断することも大事だと考えます。

健康診断として来院していただいた場合、一般的な健康診断の他、感染症の検査をおすすめすることになると思います。
説明をうけた後、熟考の上で積極的に検査を受けていただけると来院した意義も上がるでしょう。

いざ病気になったときに、「この子はオウム病かも知れない」という状態と、「この子はオウム病ではないことが、既に化学的に証明されている」という状況では、検査・治療方針が大きく異なってきます。

PBFD、BFD、オウム病、マイコプラズマ感染症、鳥結核症、アスペルギルス症などが蔓延する中、その保有状況確認や防疫に関する動きが停滞しています。予防的な意味でも、漠然と「うちの子は大丈夫だろう」と判断するのではなく、より確実な方法を選ぶべきではないでしょうか。


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採取された検体は全て「Companion Bird Laboratories(CBL)」さんに検査をお願いしています。
検体には、血液と便を利用しています。
検査期間は約2週間です。

小鳥について::病気 : 08:50 : comments (0) : trackback (x)
感染症(伝染病)検査のススメ

当院では、健康診断の際に感染症検査をおすすめするようにしています。生後半年以内の鳥さんには特に気をつかいます。
それはなぜか
感染症を持っていないと言い切れるヒナがいないからです。

感染症を持っていても症状が出るとは限らないので、往々にして健康に見えます。潜伏した病気は、大きなストレスがかかったとき、体力が落ちたとき、免疫力が落ちたとき、即ち「自宅にお迎えしてから1~2週間の間」に発症することが多いです(もちろん例外もあります)。「お迎えするまではとても元気」で、「不適切な飼い方もない」状態で、突然落鳥するヒナが絶えないのは感染症の日和見感染が一因となっています。

立派な成鳥になれるのは、体力があってストレスに強い子が、自力で一部の病気を克服した結果ともいえるでしょう。当院では、本人の体力次第で育ってもらうのではなく、一歩先を見据えた予防計画を提案していきたいと思っています。

問題点は予防コストが全て飼い主様にかかってくることです。来院時、改めてするであろう説明をよく聞いて、検査およびに治療実施を決めていただけると幸いです。

各業界も、実際の汚染状況がとらえられず、いるかもわからない病原菌をただ闇雲に消毒しているというのが現状です。
流通の末端において感染症検査をする意義は「個人としてできる最大の防御」といえるでしょうし、結果が各方面に統計としてフィードバックされていくことで、問題提起が可能になるのではないかと考えています。


非常にナイーブな問題であり、端折っている部分もあります。異論、反論あるかと思いますが、一意見として受け取っていただければと思います。


小鳥について::病気 : 22:59 : comments (0) : trackback (x)
深爪

緊急事態の一つとして、深爪が挙げられると思います。

血管が透けて見える子はそこを避けて爪を切ればいいのですが、
血管がよく見えない子、爪切りを嫌がって動く子は、
深爪の機会も多いと思います。

深爪による出血があると、量の多寡にかかわらず私たちはパニックになります。

ここで、よく考えましょう。
大抵の出血の場合5分もあれば止まります。
爪から短時間で貧血になるほど急速に出血し続けることはまずないので、
止血処置の準備がなければ、まず一旦籠に戻してあげます。
鳥さんも、私たちも、一旦クールダウンです。

興奮状態だった鳥さんが、落ち着くだけで血圧が下がって出血が止まるときもあります。
ここで私たちが焦ってしまい、処置しなければ!と追いかけ回し続けると、ますます泥沼です。
少し時間をおいてから処置をしましょうか。

この間、かかりつけの獣医さんに電話連絡をとりましょう。
止まるかな、とジロジロ見られていると鳥さんも落ち着きません。

さて、電話連絡がおわりました。
状態はどうでしょうか。
未だ出血が止まらない様子なら、獣医さんに向かう準備を進めましょう。
出血が止まった様子なら、そのまま経過を観察します。

大事なのは、
①出血したとしても理屈で考えて、冷静に対応するよう努めます。
②時間に余裕があるときに爪切りをしましょう。時間がないとますます焦ります。
③獣医さんが開いてる時間に爪切りをしましょう。相談する相手がいないと焦ります。
④獣医さんを活用しましょう。深爪も立派な外傷です。きちんと話を聞いてくれるはずです。

というところでしょうか。
あえて、家でできる止血処置に関しては書きませんでした。
調べればいろいろあるのですが、
家で格闘するより、上記のようにしていただいたほうが結果として鳥さんの負担が少ないからです。

小鳥について::病気 : 08:32 : comments (0) : trackback (x)
健康診断でわかること(メガバクテリア)

健康診断の際に発見される病気の一つに、メガバクテリアの感染があります。

メガバクテリアは、真菌(カビ)にあたる微生物です。
肉眼ではわからないので、顕微鏡で便をのぞいて感染を確認します。
継続的な胃炎の原因となることから、感染が確認された場合、退治することをおすすめしています。

もしそのままにしておくと、近い将来、吐き気や消化不良を起こすまで胃炎がひどくなる場合があります。
若いセキセイインコさんが衰弱する原因のひとつにもなっています。
治療期間は約一ヶ月かかります。カビなのでとてもしつこいです。
残念なことに長引くことはあっても短縮はされません。
将来のために、がんばって治療をしてあげてください。

ここでは非常に端的に説明をしているので、
より詳しい情報に関しては、診察中にお聞き下さい。

小鳥について::病気 : 23:14 : comments (0) : trackback (x)
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